サッカー少年023

ずっと出典誌がわからず探していた写真があったのですが、ついに判明しました。
灯台下暗しというか、恐らく80年代中~後期の全日本少年大会の写真だろうと思い込んでいたのですが、箱の奥から出てきた1993年の雑誌をめくってみたらそこにありました。

1993年は、91年6月のフィリピン・ピナツボ山の大噴火が原因といわれる記録的な大冷夏に見舞われ、「平成の米騒動」と呼ばれる米不足が発生した年でした。そんなわけで、8月上旬に開催された全日本少年サッカー大会も、ぐずぐずとした悪天候と酷いグラウンドコンディションの中で試合が行われたようです。

この年はJリーグが開幕した年でもあり、また、この大会からほんの数ヶ月後、日本は初めてのワールドカップ本大会出場を目前にして「ドーハの悲劇」を経験することになります。
日本のワールドカップ出場はその後1998年フランス大会まで待たなければなりませんが、このあたりが最も国内でサッカー人気が高まった時期かもしれません。

…というわけで、隔週刊サッカーマガジン[1993 No.423/9月2日号]から、第17回全日本少年サッカー大会の特集の抜粋です。カラーで5pの扱いとなっています。
また、後半にて同誌より’93Panasonic釜本杯サッカー・マガジン少年大会の特集記事からの抜粋も併せてご紹介します。こちらもカラーで5pの扱いとなっています。

第17回全日本少年サッカー大会

雨に濡れそぼった姿で戦う少年たちの姿が印象的で出典を探していた一枚でした。なるほど、米騒動を引き起こした冷夏に行われた大会だったのですね。赤いユニフォームのチームは強豪として知られた神奈川県のチームですが、この試合(決勝トーナメント)では白ユニのチーム(群馬県代表)が勝利し、白ユニのチームは最終的には第三位となっています。

※上画像は[2021/1/20]によりノイズを低減した大サイズの写真に差し替えました。旧画像はこちら

決勝戦

準決勝/3位決定戦

決勝トーナメント

ゴールが決まった瞬間、でんぐり返しで喜ぶ少年たち。かわゆすw

恒例のお風呂ショット。冷夏でもめっちゃ元気なサッカー少年たちw なお右のほうの空白はSORAによる「自粛」というわけではなく、見開きでページを跨いだ写真のためこの部分ははじめから欠損しております

’93Panasonic釜本杯サッカー・マガジン少年大会

なかなか壮観!大きな大会ですね!

出場48チームの集合写真から(抜粋)

SORAはスキャニングの際、「ぱっと見きれいに見えるようにスキャンする」のではなく、真っ白から真っ黒まで印刷画像の持っている全ての階調を一切取りこぼさないようにヒストグラムに注意しながら一枚一枚丁寧に調整してスキャンしてます。
そのうえで言うと、この大会のページは、比較的印刷のしっかりしているマガジン誌には珍しく、明部のダイナミックレンジが妙に狭いというか、要するに白飛びしてる写真が目立ちます。以下の写真は全て長辺45mmほどの小さな画像なのでより白飛びが目立ちますが、もともと飛んでいる階調なのでご容赦ください。

コメント

  1. 智紀 より:

    こんばんは^ ^
    素敵な写真ありがとうございます。

    自分が小学生の頃、体操ズボンが白の厚めの物でした。
    体育の時間サッカー少年団の子が『あっ体操着忘れちゃった』という声が聞こえて来ました。
    体育の時間が終わって『先生にバレなかったよ』という声を聞きそのサッカー少年の子が履いてた物はサッカーパンツという物でした。
    薄くてヒラヒラしていて光に当たるとキラキラしていたのを覚えています。
    そのサッカー少年の子に全く興味が無かったんですが、その日を境に好きになってしまいました。
    明日はどんなサッカーパンツを履いてくるんだろう?とドキドキする毎日。
    この写真の中にもありますが白でサイドラインが黒のサッカーパンツをある日履いてきてくれた時はホントにカッコよかったですね。
    クラスの女子も朝サッカーのズボン変えたねって恥ずかしそうに声を掛けてました。
    この時代のパンツは膝上が見えて凄くセクシーだったんですよね。
    デザインも可愛くて目移りしてしまいました。
    Soraさんはサッカーパンツを所有したりしますか?

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