サッカー少年046

今回は本サイトで取り扱う中では比較的新しい、1995年
サッカーマガジン[1995 No.518/8月23日号]および〃[1995 No.519/8月30日号]の2冊より、第19回全日本少年サッカー大会を中心にご紹介します。

サッカーマガジンはJリーグ開幕と同時期に月刊から週刊となり、この頃から無線綴じではなく中綴じ冊子となっています。これに伴いページ数が減少したためか、全日本少年大会に割かれるページ数は少なくなり、8/30号で4ページの特集です。
とはいえ、言わずと知れたWindows95が発売された年でもあり、Photoshopによる画像補正も印刷現場に普及してきた時代ということもあってか、さすがに’80年代と比較すると印刷もきれいで、しかも全てフルカラーです。

第19回全日本少年サッカー大会

順番が前後しますが、まずは8月30日号の第19回全日本少年サッカー大会から。

全日本少年サッカー大会は、1977年の第1回以降、幾度かの改革を経て現在に至っています。1997年(第21回)に三位決定戦を廃止2011年(第35回)に11人制から8人制へ変更、2015年(第39回)に夏休み開催から冬休み開催へと変更されていますが、この1995年にも重要な変更が行われました。
それまで、本大会では大人用のゴールを使用していましたが、この年から少年用の小さなゴールを使用することに。前のサッカー少年045でご紹介した牛木氏によるコラムの中で、少年大会に大人用ゴールを使用することの問題点が指摘されていましたが、12年後となる’95年、ついに改革が実行されたというわけです。
そのためゴール数が減って接戦が続く展開が増えたようで、少年たちにとっては良い改革と言えそうですね。

決勝戦

初出場の千葉県代表・柏レイソルユース 対 愛知FC の戦い。
両者は予選リーグでも対戦し、そのときは4-0で愛知FCが制したとのこと。決勝でも開始直後から愛知FCが圧倒、前半12分には先制点を奪います。しかし後半に入るとレイソルが持ち味の高い個人技と落ち着いたボール回しでチャンスを作り、34分、右サイドからのシュート気味のセンタリングが愛知FCの選手に当たってオウンゴール。1-1で5分ハーフの延長戦に入ります。
延長戦で疲れが目立つ両者はなかなか決定的な場面を作れませんが、再延長に入るかと思われた49分、レイソルが右サイドからのセンタリングをヘディングシュート、決勝ゴールを決めました。

初出場で全国8074チームの頂点に立った柏レイソルユースは、その後’97年・2011年にも優勝。他にも準優勝6回、3位4回と、目覚ましい成果を挙げています。

3位決定戦

上位チームのイレブン

準決勝

準々決勝

決勝トーナメント1回戦

思い出がつまった6日間

7月31日から8月5日まで、よみうりランドを中心に行われた第19回全日本少年サッカー大会。
この年は全日程わりと好天に恵まれたようですね。

’95サッカー・マガジン少年大会

こちらは8/23号から。7月22日から24日の3日間、長野県は菅平高原で開催された大会です。
全国54チームが参加と、かなり大きな大会ですね。さすがサッカーマガジン。

大会優秀選手のみなさん。コールマンのジャグ、Jリーグカード、オメガのゴムボートが贈られたそう。

JASカップ少年サッカー大会

こちらは8/30号から。7月29日・30日の二日間、筑後川ドリームフェスタの一環として第一回JASカップ少年サッカー大会が福岡は久留米市で開催されたそう。久留米市をはじめとする福岡県内から20チーム、佐賀県から4チームが参加し熱戦を繰り広げたとのこと。カラー1ページで紹介されています。

長いハーフパンツ、短いパンツ、下にスパッツを着用など、いろいろなスタイルが混在しているのはこの時期の特徴的なところかもしれませんね。数年後にはハーフパンツ一色になっていきます。

その他いろいろ

おまけ~1995年のスポーツ雑誌広告

なお、本号【サッカー少年046】をもって、1977年の第1回から1996年の第20回までの全日本少年サッカー大会を一通り網羅したことに。まだ未紹介の出典もありますので今後も追加していきますが、2020年11月13日に開設した本サイトもいつの間にか約1年4ヶ月。平均して毎日200名ほどの方に閲覧いただいています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

コメント

  1. Majestic 12 より:

    このカラーの感動的なインパクトはすごいものですね!
    至極の美しさに鮮やかな色彩を伴って、より一層輝きを増しています。

    太からず細からず、すらりとしながらも適度に筋肉のついたメリハリのある健康的な脚の輪郭がもつ曲線的な美しさ、きめ細かくなめらかな色つやの美しい太もも・・・。
    まさに男女を超克した至極の人間美が輝いています!

    キレイ・カワイイ・カッコいい。
    その三拍子そろった美しさを存分に仰ぎ見ることができますね!

    何もかもが素晴らしい!!

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