サッカー少年011

今回は、知る人ぞ知る……というか、たぶんほとんど誰にも知られていない幻の雑誌、「J-kids」,1994年9月25日発刊(創刊号)からのご紹介です。
この雑誌、

未来のJリーガーを応援する少年サッカー誌

と銘打って創刊されたものの、なんとたった2刊で廃刊になるという哀しい結末を迎えています。
1988年・89年の2刊でやはり打ち切りとなった「少年サッカー年鑑」と並び、少年サッカー関係の資料としてはかなりのレアものなのではないかと思います。

正直、表紙イメージを見ていただければわかると思いますが、どう考えても子どもウケするとは思えないやたらと癖の強いイラストからしてなにやら先行きが怪しい感じがしてきます(イラストレーターの諸岡理さんはとても素晴らしい実績のある方ですが、まあ…子ども向けとは言えないですよね)。……と思っていたら、この雑誌に漫画を掲載されていた漫画家の方が同じようなことをおっしゃっているブログを見つけました(笑)。この漫画家様の漫画、「タケシ君、クリア!」はとっても面白くて続きが気になります……が、残念ながらSORAはこの創刊号しか所有していません。どちらにしても、次号で打ちきりとなるのですから見ても却ってもやもやするだけかもしれませんね(笑)。

なお、この雑誌は、「サッカー少年が読むためのサッカー情報誌」であって、「少年サッカーに関する情報誌」ではありません。ですから、コンセプトからなんとなく期待してしまうほど少年サッカーに関するお宝画像がたくさん掲載されている、という感じでもありません。古書の入手はなかなか難しい雑誌だと思いますが、無理に入手するほどのものではないと思います。

さて、本号では、先だって行われた第18回全日本少年サッカー大会が特集されています。カラーで6ページ、その後に出場全48チームの集合写真が白黒5ページに亘って掲載されています。

以下は、同誌掲載の「ジュニアシューズカタログ/キミのシューズ選びをサポート!!」という特集に掲載されていたモデルの少年たちです。もちろん子どもたちも可愛いのですが、この時代のシューズを眺めているだけでもなかなか楽しいです。

以下は、少年がプロ選手を訪問してインタビュー、みたいなコンセプトの特集からです。

最後に、神奈川県のとある強豪少年チームを取材した特集記事から1枚ご紹介して終わりにします。

 

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