サッカー少年010

サッカーマガジン[1985 No.312/10月号]から、第9回全日本少年サッカー大会特集記事の抜粋です。
カラー3ページ、白黒5ページの特集の他、総評のような記事も掲載されています。
この時代の雑誌は、カラーでも線数が少なく、肉眼でもわかる色版ズレがあったり、また黒つぶれや白飛びも目立ち、やはり印刷は良くありません。しかし、一生懸命ボールを追いかける少年たちの姿はいつの時代でもかっこいいし、勝ったチームの喜びの笑顔や、負けたチームの悔しそうな表情は、見ていてとても心を動かされます。

小学生のサッカー大会について、「チビっ子の夏」みたいなコピーがついているのを80年代はよく見かける気がします。優秀な選手の紹介に、「小柄ながら」とか「小柄だが」といった形容がついていることもよくあります。
この号には、「夏の大会は五輪より楽しい/チビのエースが特徴生かして活躍」と題して、牛木素吉郎氏による大会の感想記事が掲載されています。
全体としてさすがにチビチビ言い過ぎでは…(笑)という感じもしなくはありませんが、体格のいい少年が必ずしも活躍するというわけではなく、”~本当にテクニックがうまくて俊敏な選手には、チビが多い”と述べられています。
また、いくつもの小学校から体格のいい上手い選手だけを集めたチームが、実質的に選抜チームであるにも関わらずひとつのクラブチームとして出場登録できることについて、”いまもって解決しない、この大会の問題点になっている”と述べられ、単独小学校チームの小柄なエースが”のびのびと胸を張って、大舞台に登場するチャンスを奪われているのではないか”と危惧されているのが印象的でした。

以下は、同じ雑誌の「技術スペシャル③」、神奈川鎌倉市の少年サッカーチームの指導に関する特集記事からです。

以下は、同じ雑誌の「日産少年サッカー教室」記事からです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました