【サッカー少年012】記事で、次回は第12回大会の決勝を扱うと書きましたが、その前にもっと古い大会を先にご紹介します。
このブログを始めたのには、たくさんある雑誌資料をスキャン、デジタル化するという大変面倒な作業のモチベーションを上げるという目的もあるんです…。なるべく古い雑誌から取り込んでいかないと状態は悪くなるばかりですからね……。
というわけで、今回はサッカーマガジン[1982 No.276/10月号]より、第6回全日本少年サッカー大会特集記事からの抜粋です。
カラー3p、白黒6pの特集のほか、「技術レポート」特集で4pに亘って今大会の少年チームの技術について詳細なレポート記事が掲載されています。なお、第6回大会については、本誌のほか、同月号のサッカーダイジェスト誌も所有していますが、こちらはまた後の機会に。
- なんと1p全面!少年関係の記事ではかなり珍しいです
- 勝ったチームの喜び以上に、敗れたチームの悔しさが心に残ります
- 大きい子も小さい子もがんばる
- みんなどろんこ
- 天気はよくなかったみたい
- もうドロドロ……
- お洗濯も自分たちで。
- 見えちゃってる子が普通に載ってるのは、時代ですね。。
- 大会総評記事に掲載。この頁は紙質も印刷も荒くなっています
- 「技術スペシャル」記事扉の写真
以下はおまけで、同誌に掲載されていた「第3回ペレ杯全日本ジュニア・ボールリフティング選手権」東京予選の模様です。リフティングの全国大会なんてあったんですね…。東京予選は、8月8日に池袋西武デパートで開催されたようです。すごい!
ところで、少年たちの技術について、これから3年後、1985年8月号のサッカーダイジェストに、関東学生サッカー連盟の岡部正昭氏が次のような指摘をしています。要約すると、「全日本少年サッカー大会は、本来サッカー少年団でプレーする小学生たちを一同に集め、サッカーの正確な技術を身につけさせる目的で始まった。試合はあくまで少年団を惹きつけるためのいわば『エサ』だった。しかし、第三回大会あたりから、大会の主旨が基礎重視から試合重視へと傾いてしまった」。
…そうなった理由などについても、現代の少年スポーツにも通じるようなたいへん面白い見解を述べられています。古いサッカー雑誌を見ていると、当時のサッカー界が抱えていたいろんな問題点をいろんな人がいろんな角度から分析したりしていて興味深いです。
もちろん、SORAは少年世代の記事にしか興味はないのでそんなに詳しく読み込んだりはしていませんが(笑)。
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